HONTSUGI

本をすすめる言葉

『竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る』

fudaraku / KADOKAWA / ISBN 9784049155228

ずんだ文芸部の推しコメ

おかとときと呼ばれる謎の怪異をもてなす仕事を父親から引き継いだ少女が主人公の物語。 ライトノベルとは思えない、耽美で重厚な筆致が読み始めた当初の印象でした。 もちろん、この段階でも特異な世界観を十分に楽しんでいたのですが、帯文にある意味深な文言「物語は、三度、進化する」 「いったい何が起きるんだ?」と思っていたら、途中ですんごいどんでん返しが…… どんでん返しの程度にもいろいろありますが、本作のどんでん返しはそれはもう想定外も想定外。 そして、私が本作を推したい最大の理由は「どんでん返しの後」の部分。 大抵のどんでん返しものは「どんでん返しすげぇ!」が最大の売りになるかと思いますが、本作は「どんでん返しすげぇ」の向こう側にある物語が本当に刺さった。 どんでん返しもので泣いたのは初めてだと思います。 ただの一発勝負ではない。どんでん返しの向こう側を感じてほしいのでぜひとも読んでほしい一冊です!