『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンI<上>』
川上 稔 / さとやす(TENKY) / KADOKAWA / ISBN 9784048672184
邦越ありすの推しコメ
00年代のライトノベルであり、ボーイミーツガールのセカイ系。端的に言うならそういう本だが、本作は私にとって中学高校の多感な時期に、ドストレートで食らった内の1冊である。 川上稔氏の描く共通した世界観の連作中の1シリーズだが、この境界線上のホライゾンだけでも本編で29巻もある。番外編は3巻だ。その上、一冊一冊が500ページ超えのレンガである。本の虫であった中学生の時分に、その威容をライトノベルの棚で見た時の衝撃は相当な物であった。2秒で手に取って会計に並んだ。 尚、内容はファンタジー・SF・歴史などの要素が複雑に絡む為、ジャンルを指定するのは極めて難しいが…一本通った筋が「好きな女の為に世界なんとかする」なので、そういうのが好きでライトノベルの軽妙な会話劇と押し寄せる情報量を楽しめる人には是非ともおすすめしたい。 ちなみに私は Ⅰ〈下〉で爆泣きして以降、敬虔な信者になっている。