HONTSUGI

あくもからはじまったつながり

『ワールドトリガー 1』

葦原大介 / 集英社 / ISBN 9784088708096

あくもの推しコメ

この漫画をオススメしようとすると、大半のオタクが何をピックアップして伝えるか迷った挙げ句「とりあえず10巻まで読んでみてくれる…?」となります。それくらいいろんな良さがあって、何度読み返してものめり込んでしまう作品です。なので皆さんも騙されたと思って一旦10巻まで読んでください。このサイトの方、たぶん好きな人多いと思います。 よく魅力として挙がるのは集団戦の描写が上手いところ、持たざる者(主人公)が知恵と工夫を駆使するところ、キャラクターの多彩さ、彼らの性格や関係性の開示のうまさ、などなど…。 私がいちばん好きなのは、設定と設計が緻密で、驚きや感激だけがあり無理がないところ。後から出てきた事実が『後付け』『後出し』ではなく「あのときのあれが…!」「ってことは、これってこういう理由だったの?!」と繋がっていくので『遅効性SF』というキャッチコピーが付いています。ちなみにこのキャッチコピーは読者公募です。そういう読者がついている作品です。 漫画の内容から分析好きなファンが多い印象ですが、実は細かい設定が頭に入っていなくても面白いです。分析好きなファンの分析を見るのも面白いです。ちらっと描かれた情報だけで1チームの人数を割り出したり、まだ明かされていない実力者の存在を暴き出したりするファンがいます。そういう読者がついている作品です。